若者の投票率

横浜市長選挙の投票率は、平成以降では2番目に高かったという。その理由や某党が敗北したことは、横に置いておいて、投票率が高かったということは、良いことだ。だが、まだ49.05%と半数にも満たない率だ。

 

特に日本の選挙では、若者の投票率が低いと言われる。これからの国を担って行くのは若者だ。行きましょうね、等と諭されて行くものではない。この国が年寄りの良いようにされたままになっていても良いのかということだ。

 

自分ひとり行っても行かなくても何も変わらない、との弁はもっともだ。行かなければ何も変わらない。だが、選挙に行こうと決めたらそれだけで、自分が将来何かを変える事ができる可能性は格段に広がるのだ。

 

選挙に行こうと決めたら、それに関心を持つ。行くからには誰に投票するか考える。一体今誰が何をしてこれから何をして行こうとしているのか、それを調べることになる。疑問を持つこともあろう。今の自分の居心地の悪さはこんな所から来ているのか等と自分の人生との接点を見出すこともあろう。今はインターネットで様々な情報が簡単に得られる時代だ。調べない手はない。

 

どの国の、どの時点の政治にも改善点はある。それを、自分事として考えることだ。政治は国民を映す鏡と言うではないか。政治家は一生懸命やっているよ、ということとは別の話だ。

 

もう一つ、忘れてはならないのは、若者の投票率が低いということは、それだけで若者が甘く見られるということだ。自分達だけでなく将来の自分の子供・孫の世代にもそのつけが来る。将来の日本人の為にも関わって行くことは義務だと考えた方が良い。