市場再編より望むこと

東証が市場再編された。「企業の持続的な成長を促し、市場に国内外の投資資金を呼び込むのが狙い」とのことだが、実態は何も変わらないと言われる。その通りだ。市場再編よりもこの辺りを牛耳っている爺さま達を一掃した方が効果があるのではないか。

 

正月に東証の社長と同世代のインタビューアーが話をしている映像があり、視聴を試みた。花が飾ってあり、まるであの世の映像なのではと見紛う程の浮世離れしたゆったりとした空間であった。5分と観ていられなかった。こんな世界観では競争が激化している金融市場で、国際競争を闘い抜ける訳がない。社長もそのインタビューアーも浮世離れしているせいで、自分達の何が悪いのか分からないだろう。日本市場の体たらくの元凶にも思えた。

 

又、東証に上場したらこのような昭和レトロな世界で生きる爺さま達に媚びを売らなければならない。そんな所に日本の優秀な若者は上場しようと思うのだろうか。市場再編より、人事改革が必要だ。若返りが、優秀な若者を惹きつけるような若返りが必要だ。