政治亡命者

日本を按じてTwitterで呟きをしたりするからか、それに関連した本の広告がWeb上に出てきたりする。近現代の歴史を遡って紐解いてみるのも良いだろう。その本ではないが、ある政治亡命者達(日本人)のHPを発見した。

 

某事件の首謀者達だ。105歳まで存命で現役の医師であった、有名な病院の院長が遭遇した、とどこかに書いてあったのを記憶していたが、随分過去のものと思っていた。彼らは存命なのだ。綴ってある文章からは、真面な人達だ。どころか、日本に居る我々よりも、日本のことを真剣に考えておられる。

 

少し読んだ程度だが、「戦争で何があったのか何も教えてくれない上の世代に対する反発があった」というような一文が印象に残った。もっともだ。若き日の純粋な気持ちだったのだろう。又、「「敗レテ目覚メル」を新生日本に託した英霊に私たちは顔向けできるのか」という言葉には、我を振り返らされた。他国在住だが日本を憂う文章が様々に綴られている。結構な驚きだった。

 

歴史の中の事件と認識していた其々の事柄は当たり前だが繋がっている。彼らも何も知らされていなかったから、その事件を起こし今の境遇に至るのだろう。若者にはやはり包み隠さずきちんと教えることが必要だ。日本の為にも彼ら自身の為にも。