日本発ベンチャーの行方

2カ月程前、米国企業が日本の後払い決済サービスベンチャーを買収した。7年程前には、東大発のロボットベンチャーがその時も米国企業に買収されてしまった。

 

前者はIPOを目指していた。後者は国内で投資先を探したけれども見つからなかったので、やむなく国境を越えて価値を認めてくれる所を探したようだ。折角、日本人が作ったものが外国の企業のものになってしまった。

 

こういったことこそ、国を挙げて日本のものとして、育てて行く施策を考えることが重要なのではないか。前者は日本では伸びしろがある分野であるし、ロボットベンチャーなどいかようにも世界に広げていくことができそうな分野だ。何ともったいない事だ。

 

日本としてどれだけの経済的利益を損ねたのだろう。又、これらの分野で人材を育成して、雇用を生み出せば優秀な人を活かすこともできた。経済対策はもう待ったなしで、進めて行かなければならない。空絵事でない具体的な事柄の議論が必要だ。