正月になると日本の伝統のようなものがこぞって出てくる。着物、おせち料理、刀打ち、お茶会等々。だがもう少し普段から馴染むことはできないものか。着物なぞ、一年に一度しか着ないから、日本人なのに着物に着られている感の人々も多々ある。
これらは日本の伝統なのに晴れの舞台にしか出てこれなくなってしまった。昔は日常にあったろうが、高級化や特別化してしまいどんどん遠い存在になりがちだ。そういう形で後々まで残るから良いことと言えるのかもしれないが。
日本人の日常にあってこそ日本の文化であるこのようなものをもっと普段から取り入れておきたいものだ。それぞれ奥が深い伝統がある。一過性のイベントとしてでなく、それらに関する知識を得て日本人としてのｱｲﾃﾞﾝﾃｨﾃｨを持ち、立っていくのに役立てるとよい。
