刀鍛冶

刀鍛冶という日本刀を作る職人が名刀を生むまでの4か月を記録したテレビ番組があった。それは鍛錬だという。スポーツのように鍛錬しなければ名刀は生み出せないとのこと。少しでも駄目だと判断したら、最初からやり直す。とても根気が要る仕事だ。

 

日本人ならではの仕事の仕方・職人技で、日本人でなければ、ここまでのレベルには到達できないであろうと見ていて思った。素晴らしい仕事だ。だが、(日本刀の)需要はさすがに今の時代多くない。これもまた目指す人は年々少なくなるだろう。

 

こういった日本の匠の技を引き継ぐ仕事のことを、このようにメディアが、日本の伝統を引き継ぐ価値のある仕事、格好良い仕事、として多くの人に知らしめるのはとても良い。又、多くの人が協賛できるよう、クラウドファンディング等でその発展に寄与できれば、尚良いだろう。

 

一本数百万の値がつくと言うが、それだけでは後継を育て永遠に継承して行くのは難しいだろう。こういうことにこそ、日本の英知を結集することだ。この職人はこれは宝物だ、だから自分は宝物を産み出していると思って作っているとも話していた。本当にそうだ。先祖代々受け継がれてきたその魂を引き継いでも行って頂きたい。職人達だけででなく、我々日本人皆で、日本を代表する職人の技の一つ一つを守り発展させて、適切に伝承していきたいものだ。

 

この仕事に対する姿勢こそ、日本人そのものだからだ。この技を駆使して産み出した最終作品は、日本人の気概・魂でもあるのだ